今、キミに伝えたい全霊。常闇トワ1st LIVE 「Brake your xxx」現地レポート

 

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前回のブログから随分と間が開いてしまった。書きたいことは色々あるのだが、、中々筆を執ることが出来なかった。

 

何故か?理由は簡単だ。自分の中で、ブログは「一定のエモみ」がないと書けないからである。

 

自分の中で「エモみメーター」のようなものがあって、それが一定のラインを超えなければブログは書けないのだ。

 

そんな自分が今、筆を執っているということは..?

 

超えたってコト!?『エモみ』!!!

 

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そう、超えたのだ。俺を襲ったエモみの極み。今からその一部始終を語ってきかせよう。

 

来る10月13日。立川ステージガーデンにて、とあるvtuberの1stライブが行われた。

 

そのvtuberは「常闇トワ」。

 

常闇トワ | 所属タレント一覧 | hololive(ホロライブ)公式サイト (hololivepro.com)

 

以前よりホロライブ箱推し勢である自分にとって、トワ様のライブとは、「絶対当たる宝くじ」であった。

 

常日頃よりダークでロックな曲と、美しい低音ボイスを活かしたバラードをメインに歌うトワ様の1stライブ。盛り上がらない訳がない。1stライブゆえの不安など一ミリもなかった。絶対最高のライブになる。

 

最近ホロライブに興味を持ち始めた友人を巻き込み、チケットを確保。ライブ当日は有休を取り、物販にも並ぶつもりでいた。

 

当日の13時。(ライブは19時スタート)物販に訪れた自分が目にしたのは、圧倒的長蛇の列。

 

流石天下のホロライブ、ファンの熱量が違う。自分は2時間並んだが、あっという間にグッズは完売。なんと一つも買えなかった。ペンライト,,,!欲しかった…ッ!!

 

今度ホロライブ共通ペンライトを通販で買うと心に決めた。

 

今回の会場はなんと自分の家から自転車で15分という最高の位置にあり、一旦家に引っ込んで休憩。楽曲を再履修しながらその時を待った。

 

そして夕方。自転車に乗る。空気は冷え、秋の美しい夕暮れが印象的だった。Twitterのタイムラインを追うと、「ついにトワイライトの時間になった」というつぶやきが目に入った。

 

それは今回のアルバムに収録されている楽曲の名前であり、トワ様的に外せないワードでもある。

 

友人と合流し、会場に入る。この場にいる全員が、トワ様のライブを心待ちにしている。この高揚感。たまらねえ。これが、ライブなんだっ...!

 

自分は今年、すいちゃんの2ndライブにも現地参戦している。(過去のブログ参照)

その時に負けない熱気。あてがわれた席は...

 

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オイ最高かよ。

 

3階席センター2列目ど真ん中。神。控えめに言って神。

 

待ち続けること15分。BGMが変わる。自然と会場が手拍子を始める。高まるリズム。この曲は...?

 

www.youtube.com

 

ほら 悲鳴を

 

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「...聞かせて?」

 

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1.「FACT」

 

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一曲目はやはりコレ。トワ様の代表曲「FACT」だ。キレッキレの低音ロック。初手に持ってくるには最高の一曲と言えるだろう。一瞬で会場を呑み込んだ。一方で気になることも少し。

 

...めっちゃ緊張してない?

 

そう。声がやや不安定というか、上半身で歌っているような印象。それもそのはず。トワ様は先週位から毎日のようにTwitterで「緊張する」という趣旨のtweetをしていた。

 

しかし、1stライブとはそうでなくてはならない。不安定さ、トラブルもすべてはご愛嬌。だからこそ生まれる一体感があるのだ。

 

そのままトークパートへ。

 

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「めっちゃ緊張する~!」

 

だよね!!

 

客席にもバッチリ伝わっております。途中、後ろを振り返るトワ様。水を飲んでいるようだ。誰かが叫ぶ。

 

名無しの眷属「水おいしい〜???」

 

トワ様「は?キモすぎ~!!(満面の笑み)」

 

実にトワ様らしいプロレス。それで少し緊張も解れたのか、軽快にトークが進む。その勢いのまま

 

2.「AKUMA」

 

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1stミニアルバムより、「AKUMA」。この楽曲、MVこそないものの軽快かつロックな名曲である。もう声の上ずりも落ち着いてきている。「デビデビ!」と会場の合いの手が入る。一体感も上々。個人的には「悪魔的伝令はい唱えて 常闇がないなら渦を巻く」のテンポ感が大好きである。君は完全無欠のヴァイオレット。続く3曲目は

 

3.「ライメイ」

 

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来ました、「ライメイ」。最近のトワ様の楽曲の中ではトップレベルのヒットナンバー。ギターのイントロ一発でわかるインパクト。そしてここで

 

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衣装替えだ。ホロライブのライブでは都度新衣装が与えられるが、今回の衣装はまるで異国の王子のよう。楽曲の雰囲気にまけない格好良さだ。

 

そしてここでずっと感じていたことが確信に変わる。

 

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ライティング、やべえ。

 

明らかにライティングがやべえ。ライメイの名の通り、稲光のようにガンガン光る、動く、変わる。

 

かつて嵐、king gnu、星街すいせいと見てきた自分にはわかる。これはヤバい。めっちゃ気合い入ってる。

 

これは現地組で良かったと言わざるを得ないポイント。え?現地自慢やめろって?

 

配信を気に病むことはない。ただ、認めて次回応募すればいい...それがホロリスの特権だ。

 

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「自分ファーストで手懐けて ぬくい鳥かごで飼殺して あざといくらいの笑顔で」

 

you know!

 

you know!!

 

you know!!!

 

合いの手が気持ちよすぎる。コレだ。これがあるから今回のライブの成功を確信した。

トワ様のオリジナル楽曲は明らかにライブ映えを意識して製作されており、合いの手が多い。会場は大盛り上がり。歓声で空気がビリビリと振動していた程である。

 

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トークパートで少しクールダウン。定番の「女の子~?」「男の子~?」のコール&レスポンス。「ムサすぎ~!!」 いいぞ。エンジンが温まってきたな、トワ様。

 

今回のライブタイトルは Brake your xxx。 自分やファンの皆が、自分を縛る何かを壊せるように。そんな思いが込められている。メンバー紹介を挟みつつ、ライブは進んでいく。

 

 

4.「born to be real」

 

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5.「ダイダナワンダー」

 

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6.「Present Day」

 

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休みなし、怒涛の3連打。ライティングがギラギラ光る。楽器の音が腹に響く。

それぞれのナンバーはアップテンポで統一されているが微妙に表情の異なる3曲。

born to be real は激しく、ダイダナワンダーはやや暗く、Present Dayはビターに、どこか切なく感情をかき立てる。

 

一つとして簡単な曲はない。変調し、裏返る。トワ様だからこそ歌い上げられる。持ち前の歌唱力を存分に発揮し、客を魅了した。

 

ここで休憩を兼ねた演出タイム。一定間隔で鐘が響く。雨音が聞こえる。これは…

 

7.「Whose thorns?」

 

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一旦テンポ落とし、ダークでスローな一曲を。トワ様の楽曲はガッツリロック系と、ビターなスロー系に分かれている。こちらは後者。舞い散る花を連想させるようだ。一人の人間がこれほど表現の幅を持っていることに驚愕する。

 

 

 

8.「ミッドナイト・ランナウェイ」

 

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雰囲気かえてアップテンポ。夜の高速道路で聞きたくなるような一曲、ミッドナイト・ランナウェイ。自分のイチオシ楽曲だ。トワ様の歌声の良さがバッチリ発揮されている。「僕らはもっと自由なはず」。

 

トワ様はホロライブとしてはやや異端な部分が一つある。外部の男性V・女性V問わず、FPS系のゲームでガンガンコラボして、大会に出場するのだ。ホロメンで大会に出る人は少ない。男性Vと絡む人はもっと少ない。

 

アイドルとして売り出している以上、異性と絡むとやや角が立つのはアイドル業界のあるあるだ。しかもFPS系のゲームは、そこから恋愛に発展する人が多いのもあり、やや燃えやすい要素を含んでいる。

 

しかし、冒頭でトワ様は言った。

 

「アイドルならこうあるべき、vならこうあるべき、みたいなものを壊したい」

 

そうだ。もっと自由に、果敢に挑戦していけばいい。そんなトワ様の信念を随所に感じた。

 

9.「Purple Disease」

 

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これまた自分のイチオシ楽曲、Purple Disease。一気にセクシーな曲調に変化。サビの盛り上がり、トワ様の裏返る歌声は最高。ラップパートも華麗に歌い上げる。これは悪いことは言わない、上の動画を再生するんだ。vtuberのイメージを破壊してくれるだろう。

 

10.「Cry Out」

 

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ダークラッシュ。トワ様の勢いが止まらない。ただただ浸れる時間が続く。陶酔、という言葉が相応しい。自分も周囲もただ聞き入るのみ。

 

 

11.「マイロア」

 

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そしてついに来た、「マイロア」だ。前日の配信でチラッとやるよ的な事を言っていた。これは再生してもらいたい。10秒でわかる、「絶対ライブ映え」な一曲。

 

o-ri o-rioriori o-rio rio!!

 

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会場が叫ぶ。トワ様もそれを煽る。まさに咆哮。

 

自分はこれが流れるのをずっと楽しみにしていただけに、ここは超!アガった。

 

「ここまでおいで」

 

今までを上回る、圧倒的一体感。これこそライブの醍醐味だろう。アーティストと会場が一体となって波を生んでいく。そして...

 

12.「ANEMONE」

 

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畳み掛ける、「ANEMONE」。ここでライブは一つのピークを迎える。響くトワ様のロングトーン

 

悲しい声に、コトバに、追いやられて

俯いたまま散りゆく アネモネ

 

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ダークすぎる世界観。嵐でいうなら「truth」。king gnuなら「player X」。トワ様の歌声との親和性は完璧の一言。

 

 

最早言葉は不要。呑み込まれた。

 

 

 

13.「二人三脚 feat.猫汰つな」

 

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既にピークを迎えたかに思われたが、ここでゲスト登場。アルバム収録曲の中で唯一のコラボ曲、「二人三脚」。

 

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今までのロックでダークな曲と異なり、しっとりと友情を歌い上げるバラード。

 

トワ様は、一緒に大会に挑戦したり、コラボする相手の事を「お友達」と呼び、とても大切にしている。それは後述のある曲にも表れているのだが、この曲は猫汰つなとの友情にフォーカスした一曲となっている。

 

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ライブには、その人が歩んだ軌跡、活動の歴史が現れる。トークパートで思わず涙ぐむような瞬間も見せていた。この曲を境に、ライブの雰囲気が一変する。

 

※後日談のトワ様曰く、最前列で号泣する女子3人衆がいたそうで、それを見てなんだか泣けてきてしまった、とのこと。生だから生まれる変化、まさにライブ。

 

14.「Antares」

 

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先程述べたお友達との友情を歌い上げるこの一曲。PVのエモさがヤバすぎる。見ると泣く。

 

「でも、まだ完成していません!みんなと一緒に歌って完成します!」

 

会場のコーラス。

 

星を線でつなぐように あの日々にも意味があると思うけど 

君はどうかな 私忘れらんないよ

 

感情が高まるトワ様。半分泣いているのが分かる。正直こっちも泣きかけだ。でもその権利は自分にはないだろう。泣いていいのは、その旅路を歩んできた本人だけのはずだ。そう思って耐えた。

 

思いは 巡る銀河のよう 君にも 届くようにって

夜空の彼方で願ってる 願ってる

 

トークパートを挟み、感情を落ち着ける。エモいなあ。既にエモい。この後どうなっちまうんだろうか。既に自分の中では満点だ。この場所に来れてよかった。

 

「いよいよラストが近づいてきました!ペンライトを白にしてください!」

 

…し、白!?

 

ざわつく会場。それもそのはず。今回のペンライト、白がない。

 

自分は持っていなかったが、周りの焦りが見て取れた。ホロライブ共通ペンライトには白があったようで、他の人は水色で代用する。この流れが言葉を介さず行われていたことも、また良かった。この一体感。俺たちの推しに恥はかかせねえ。

 

※後日談曰く、トワ様からは白に見えていたらしい。「大丈夫!トワには白に見えたよ!」う~ん、その解答、100点満点。

 

15.「Twilight」

 

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そして始まるトワイライト。遠く、遠く響くようなメロディーを穏やかに歌い上げる。

 

その姿に、美しい夕暮れを幻視する。

 

抱えていたモノ 何度も失って

この日々が 夢であるなら

まだ心は 目を閉じたまま

やがて消えて 崩れていく

 

聞き入るしかない。

 

16.「サンビタリア」

 

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最後のトークパート。活動が続けられるのは皆のおかげであると、照れながらも感謝を述べるトワ様。「自由に活動していく自分を、皆も自由に応援してほしい」。自分を落ち着かせるためでもあるのだろう。茶化しもまじえる。

 

しかし、わかる。それが泣きそうな自分を抑えるための誤魔化しであることは。

 

恐らく会場の全員が、笑いつつも目には涙を浮かべていたに違いない。

 

「…私はずっと、自分の声に自信になかったんです」

 

その事を知っている。自分がトワ様を知り、検索をかけた時、サジェストには「おばさん」という心無い文字が並んでいた。それが彼女の声を揶揄したモノであろう事もすぐに分かった。

ファンが気になるのだ。本人が気にならない筈はない。

 

「でも、皆に見つけてもらえて」

 

「この声が、好きだと言ってくれる人たちに出会えて」

 

「だからこれは、皆さんへの、感謝の曲です」

 

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そしてラストの一曲、「サンビタリア」。

 

しかし、涙がつかえて歌えない。この曲は全霊のアンサーソングだから、どうしても。

 

「…ごめんなさい」

 

泣いてしまうトワ様。会場が代わりにサビを歌う。

 

一つずっと、勘違いしていたことがあった。

 

トワ様は常に自分らしく進んでいく。ゆえに、ついてこれる人はついてこい!というスタンスで、今回のライブもファンへの感謝というより、新たなステージを見せてやる!という方向性が強いのではないかと。

 

それは間違いだった。この人は本当に不器用で、感謝を述べるときも茶化してしまって、だから歌にありったけの感謝を込めたのだ。

 

「…私を見て」

 

エモい、という言葉でまとめるのも無粋だ。ラストのサビ、泣きそうな気持ちを抑えてなんとか歌い上げる。今、キミに伝えたい全霊がそこにある。

 

曲の終わりと共に上がる歓声は叫び。会場、配信を見ている全ての人を巻き込んで、ライブが幕を下ろす。

 

 

 

 

 

…アンコール!

 

 

 

…アンコール!!

 

 

 

…アンコール!!!

 

 

まだ、会場の明かりは戻らない。それはアンコールを叫べるということ。

 

1分。2分。まだライトはつかない。わかっている。皆わかっている。裏でトワ様が泣き崩れているだろうなんてことは。

 

なら、10分でも20分でも構わない。君が戻ってくるまで、ずっと手を叩き、アンコールを叫び続けよう。会場が一つになる。

 

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17.「Palette」

 

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夢のキャンバスに 居続ける意味は

この胸に 輝いている ストーリー

 

アンコール、「palette」。初期のバラードにして、最も美しい一曲。もう涙はない。

 

強くなくても 壊れかけでもいい

この心はトワに羽ばたいて

響くように 塗り替えていく 「palette」

 

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この時間が永遠に続けばいいのにと、誰もが思った。

 

 

18.「魁」

 

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正真正銘、最後のトークパート。再びトワ様の笑顔が戻ってきた。

 

「さっき泣いちゃったのは。いろんな人たちの努力や思いがあって、ついにラストに来ちゃったなって。それを見てくれる皆がいて、なんか、感動しちゃったんだよね…」

 

 

「マジで、皆に会えて良かった!!!」

 

 

ついに、茶化しゼロで放たれた、最大限の感謝の言葉。これは撃ち抜かれた。多分全員がそうだった。ライブ全体を通した、究極のツンデレをかまされた気分だった。うおおお。君は最強で無敵のアイドル。

 

そしてラスト、魁。トワ様唯一の和ロック。

 

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泣きそうなときは 泣いてしまえ それが未来開花 魁となる

 

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最後は笑顔で。最高のライブの幕が下りる。

 

以上、常闇トワ1st LIVE 「Brake your xxx」現地レポートでした。お楽しみ頂けたでしょうか。

 

終了後、すいちゃんがTwitterでこんなことを言っていた。

 

https://x.com/suisei_hosimati/status/1712792102290239864?s=46&t=ZNKrMwX4qTU2kB7o0xw6lg

 

まさにその通り。「生きているライブ」。練習通りを発揮することも素晴らしいが、生ならではのハプニングと感動、勢いが詰まった最高のライブだった。

 

トワ様は後日談にて早速2ndライブへの希望を語っていた。最高だ。次も是非目撃したい。

 

今回のライブは11月中盤までの限定で配信チケット販売中。興味があるけど~な、人。見ろ。この感動を味わってほしい。

 

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まだまだ続くトワ様の自由な旅路から、これからも目が離せない。

 

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