行ってきました!!!!
と言うわけで、星街すいせい2ndライブ「shout in crisis」現地参戦してきました!!
会場前の様子から、ライブ中の様子までかいつまんでお伝えしていきます。
本当は全曲感想を書きたいんだけど、文字にしきれねぇんだ...
それくらい凄いライブだったんだ...
本当の感動は言葉にならねぇんだよ...(今日の名言)
ライブビューイングで見た貴方も!!これから配信チケットを買うか迷っている貴方も!!
そして現地で一緒に盛り上がったお前も!!
一緒に最高のライブを振り返ろう!!
ネタバレ注意!!
・会場前
有楽町を乗り継ぎ、有明駅へ。会場は「有明ガーデンシアター」。2年前、私がKing Gnuのライブを観たのと同じ会場だ。
縦に大きい会場で、バルコニー席がとても見やすいのが特徴だ。
この時点で私の期待(というかライブへの信頼)はMAX。あのハコを抑えると言うのはそういう事だ。
会場前にグッズを買おうと思っていたが、既に売り切れ。残念..と思いながら周りを見ると、明らかに星読み(すいちゃんのファンネーム)であろう人が待機していた。
驚くべきはその客層の広さだ。高校生に見える人から、ハッピを着たバリバリのオタク戦士、白髪混じりのおじさん、髪をバチっと決めたバンドマンみたいな一団に関西弁の女性たち。
その人達が一様に星街すいせいの話をしている。
かつて、ネット出身のアイドルというのはコアな存在であり、推していても中々理解を得られないものだった。Vもその偏見の中にあると言っていい。
しかし、それは過去の話。これだけ多くの人に、すいちゃんの歌声は届いてるんだな...と
会場前からジーンと来た次第であった。
会場待ちの間、隣のショッピングモールで時間を潰す。すると、なんとモール内でも彼女のアルバムがかかっているでは無いか。
今、すいちゃんは準備の真っ最中だろうか。いつも画面越しに見ていた人が、この場所にいる。他の多くの人々も、自分と同じように彼女に会えるのを待っている。
人混みを抜けて自分の席へ。2階席Gブロック10番。思った通りよく見える。
さあ、ライブの始まりだ。
・セトリ(ネタバレ注意!)
今回のセトリは以下の通り。
1.Stellar Stellar
2.TEM PLATE
3.TRUE GIRL SHOW
4.灼熱にて純情
5.駆けろ
6.サリシノハラ
7.デビュタントボール
8.褪せたハナミドリ
9.みちづれ
10.7day
11.バイバイレイニー
12.敗北の少年
13.先駆者
14.放送室
15.Newton
16.DAMN GOOD Day
17.GHOST
18ソワレ
総勢18曲。時間にして1時間50分。正直1時間くらいかな...と思っていた自分だが、(アルバムは41分)このボリュームは想像以上すぎる。
そしてここで早速サプライズ。
会場モニターに「声出しOK」の文字が踊る。
マジで!?!?
声出しのライブなんて、3年ぶりだ。よく決断してくれたスタッフ。ありがとう会場。
暗くなる照明。早速客席から上がる歓声。
うおおおおおお。なんだか偉く久しぶりの感覚。ライブが始まる。
↑無料公開パート
・Stellar Stellar
一曲目は代表曲、「Stellar Stellar」。動画を見てもらえばわかる通り、早速口からCD音源な歌声が爆発だ。
個人的には今回はアルバム曲だけかな?と思っていたので、このスタートは「アルバム以外もやるよ!」という宣言にも聞こえた。
そして響き渡る歓声、コール。腹に響く音響。3Dモデルの動きは人間さながらで、最早通常のライブと何の遜色もない。
すいちゃんはー?
その問いかけに対する答えは一つ。
今日も可愛い~~~~!!!!
・TRUE GIRL SHOW
続いて意外な選曲、「TRUE GIRL SHOW」。ダンサブルな一曲だ。インタビューによるとすいちゃんがその時面白いと思っていた映画のタイトルが反映されているらしいが、おそらく「TRUE MAN SHOW」だろう。
最初は一部の熱心なファンの勢いが強すぎて、会場のまとまりが欠けている感もあったが、あっという間に消えた。そのくらいノリが良く、浸れる歌声だったのである。
・灼熱にて純情
そして今回のアルバムのトップミュージックと言えばこれ、「灼熱にて純情」。
その歌詞の量と早口パートの多さは、「本当に人間に歌えるのか?」レベルなのだが、
完璧に歌いきる。火柱も上がる。
「前例無いけど 燃やし尽くしちゃえば 跡形もなくなって歴史になるんだ」
Vミュージック最先端を行く彼女らしい、パワフルな一曲だった。
・サリシノハラ
【星街すいせい】サリシノハラ (Sarishinohara) / みきとP【歌枠切り抜き】(2020/1/31) Hoshimachi Suisei - YouTube
これまた代表曲の一つ、「駆けろ」(みきとP提供)の中、なんとみきとPご本人が登場。
ハモってる人誰だろう?とは思っていたが、まさかみきとPご本人とは思わなんだ。
みきとPといえば「いーあるふぁんくらぶ」「ロキ」等、我ら世代(23~27とか?)にとっては超有名ボカロPだ。まさかこんなところで見れるとは、、!!
軽快なMCを挟みつつ(すいちゃんは本当に喋りがうまい)氏の代表曲の一つ、「サリシノハラ」をまさかのカバー。
この時の会場の盛り上がりはすさまじかった。何より、この会場の全員(すいちゃん含む)がボカロ文化に触れて生きてきた「同世代」なんだと感じて、少し目頭が熱くなった。
・デビュタントボール
さらに、「舞踏会(社会)に出る前に女性が準備をする」的な意味を持つ「デビュダントボール」だ。
今回のアルバムはダンサブルな曲と力強い曲が多い中で、この曲はしっとりした雰囲気。そして唯一すいちゃん本人が作曲した一曲だ。
この曲、素晴らしいのだが自分の中では他の曲が強めなので印象が薄かった、、のだが、
一発で惚れた。
こればかりはアーカイブを購入してみてほしい。そのくらいすいちゃんの歌声が美しく響いていたのだ。ノリノリでコールしていたアニキたちも、この時ばかりは動きを止めて聞き入っていた。そのくらい素晴らしいものだったのだ。
・バイバイレイニー
続いてこれも代表曲、「バイバイレイニー」。なのだが、どうやらここでもゲストの登場だ。ゲストの名前は「堀江晶太」。業界に詳しい人達は歓声を上げていたが、自分は
「、、、え、堀江晶太??? その人って確か昔『人生リセットボタン』とか、『六兆年と一夜物語』とか作ったkemuさんって人じゃなかったっけ?」と思っていた。
その人だった。
・敗北の少年
MCを挟み、氏の代表曲の一つ、「敗北の少年」。先ほどのみきとPに続く、この世代の「黄金ボカロP」のラッシュ。それをすいちゃんが完璧に歌い上げる。堀江さんのギター演奏かっこ良すぎィ!!!!
当時中学生だった自分は、リアルタイムでkemuさんの楽曲を追いかけいた。今回のアルバムの「ニュートン」を担当しているじん(自然の敵P)などがカゲロウプロジェクトを展開していた時代だ。
当時のボカロはアンダーグラウンドの音楽で、母親や友達に「機械音の何がいいの?」
「歌詞が怖い」「良さがわからない」とけなされたことを覚えている。
あれから10年以上。当時アンダーグラウンドだった音楽は、6000人の会場で通じるくらい大きくなった。それを率いるのが、同じ音楽で育った、最先端を行くVの歌姫、星街すいせい。
もうね、マジで泣いた。すいちゃんの「私めっちゃ聞いてました!!」という言葉に、どれだけの人が頷いたことだろうか。
「時代が追いついた」。まさにその瞬間を見た気がした。
・先駆者
そして響き渡る、聞きなれぬイントロ。今日発表の新曲、「先駆者」だ。
かっこよすぎ!!!!!
雰囲気は「ガイアの夜明け」のOPもかくや、といったところ。
モニターに移される太陽のような紋章。力強い歌声。
「時代を連れていくんだ」
そんなすいちゃんの気迫がビリビリ伝わってきた。「本日配信開始です!」の言葉が超うれしかった。ヘビロテ確定。
・放送室
今回のアルバムで私が一番気に入った曲はこれ。「放送室」だ。ダウナーでありつつも軽快な音楽もそうだが、何より歌詞が気に入っていた。
「涙をずっとしまっても
笑顔のままでいる姿で駆け抜け
君の元まで 最短でたどり着くよ
孤独を感じて痛むのが 体のどこか知らないけど
ほんの少しでも君に近づきたい
何かが変わればいい」
この歌詞、ずっと「もしかしてすいちゃんの内心を語った歌なのではないか?」と思っていた。今回のアルバムのインタビューでは、すいちゃんは「負の気持ちを込めている歌も多い」と語っていた。これはその歌なのではないかと。
すいちゃんが話し出す。
「私は強い女みたいに思われているけど、そうじゃない。配信では笑顔でいようと気張っているだけで、こんなに多くの人が応援してくれているのに、ちょっとの事で傷つくこともある」
ああ、やはりそうだったのか。
輝いている人を見ると、皆「私とは違う生き物だ」と思う。そこに憧れを抱く。それがアイドルをアイドルたらしめ、スターを誕生させる。
しかし、強い人などいない。いるのは、「強くあろうとする」人だけだ。
ほかならぬすいちゃん自身が語ってくれたことで、それを強く感じた。
そして同時に、それを創作に込め、こうして舞台でエネルギーに変えるすいちゃんを見て、心から格好いいと思った。
私はガチ恋勢でもなんでもない。が、星街すいせいの「生き様」を心から尊敬している。
個人勢としてV業界に飛び込み、事務所を移り、今こうして何万という人の前に立っている。
それを支えたのは、すいちゃんの「皆の前ではどんなときでも笑顔でいたい 君の何かが変わればいい」という信念そのものだったのだ。
・ソワレ
ここからはもはや語るまい。アンコールを超え、最後の一曲。見てくれ。それですべて伝わるはずだ。
そして終演後も「FIRST TAKE」第二弾など発表が続く中、衝撃の発表が。
どこまで喜ばせてくれるんだ!!!!
これはすいちゃんの「来年もまだまだ行くぞ!ついてこいよ!」というファンへの宣戦布告だ。
まだまだ輝くスターの原石から、これからも目が離せない。
必ず行くぞ、3rdライブ。すいちゃんのように、少しでも輝ける人間になって。
もちろん、まだまだ語りたいことはある。新衣装可愛い&セクシーすぎて気絶するかと思ったこととか、他の曲もまだまだまだ語りたい。
けど、これ以上は無粋であろう。あとはあなたの目で、耳で確かめてほしい。
私もアーカイブ買うし、Blu-rayも買う。当然だろう?星詠みなら!!
長文お付き合いいただきありがとうございました!3rdライブの会場で会おう。