始めて夜を歩いた時の事、覚えてる?

小学生の頃、夜は憧れだった。なんか親父はたまに夜遅くにベロベロになって帰ってきてたし、母も友達とご飯、と言って帰ってこない日もあった。そんな日は、一人寂しく布団をかぶってた。

「夜」は大人のものだって、そう思ってた。

どうかな?似たような気持ちを感じてたんじゃないかな。

そんな「夜への憧れ」をドンピシャで描く作品を見つけたので紹介します。

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少年サンデー、コトヤマ作「よふかしのうた」。コトヤマさんといえば、「だがしかし」の人だ。そっちもかなり個性的で有名だよね。(だがしかしは読んだ事ない...今度読みます)

 

 

始めて夜に一人で出歩いた時の事って、覚えてる?俺は小学2年の時、親が寝た後こっそりマンションの廊下に出た事があるよ。怖くなってすぐ戻っちゃったけど。そんな「あの頃の俺」が、漫画の中にいます。って言ったらどうかな?本当だよ。ドン!!!

 

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この、「圧倒的夜」感。(なにそれ) 凄くない?

主人公の少年は、学校がなんとなく嫌になり、不登校になって、始めて一人で夜に出た。その瞬間のシーン。

感動しちゃうのは、背景にめっちゃ力が入ってる事。そうだよね。この「広くて、静かで、なんだか温かい」感覚。小さい頃感じていた、「夜への憧れ」そのものだ。

 

 

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まあ、とは言え夜だから。当然ヤバい人に会っちゃう訳だ。この怪しいフードのお姉さんは何者なのか...? ここからドラマが転がり出す。お姉さんの正体、なぜ夜に出歩いているのか...?とかとか。まあ、そこは見てのお楽しみって事で。大丈夫、面白いよ。

 

少年は、色んな人に出歩い、それぞれにとっての「夜」を知る。楽しい夜、つまらない夜、モヤモヤする夜...。 でも、共通するのは、「夜だから」本音で喋れる事がある。っていう。

 

分かるよねぇ〜。大人になった今なら尚更分かる。昼間は建前ばっかりで、我慢ばっかりで、苦しい事溜め込んで、つまんねえよな。気心知れた友達と夜遊ぶのは最高だよね。でも、そうじゃない夜の方が多くない?俺は多いよ。あるいは帰ってきた後、新しく問題が起きたりしてさ。そんな日が重なると、人に八つ当たりしちゃったりして、ますます自分が嫌になる。

 

 

 

 

 

 

最近、ぐっすり眠れてないんじゃない?小さな事にモヤモヤして、だらだらスマホを眺めてない?じゃあさ、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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どうだったかな。気に入ったなら是非読んでみて!そんでいつか、俺と好きな事について語ろうぜ。バイバイ!