新社会人に伝えたい3つのポイント

4月も後半に差し掛かり、ようやく新しい環境に慣れてきた。と同時に、SNSで「今日から社会人です!」という反応を見ることも増えた。

 

どうだろう?そろそろ感じているのではないだろうか?

 

「ヤベエ、働くの辛いな。。。」と。

 

いや、マジで大変だよね!!!!と声を大にして言いたい。嫌な同僚、キツすぎるノルマ、そしてまだこれっぽっちもわからない仕事。

さらに上の世代と自分たちの世代の価値観はズレにズレている。働きやすいわけがない。辞めたくなるだろうし、辞めていい。(俺は辞めた)

 

でも、同時にこうも思うのだ。

 

どんなに嫌でも、そこに入ったのは半分自分の責任。それを受け入れて、少し踏ん張る力も必要じゃないか?と。

 

人間、収まるべきところに収まるものだ。子供はまだしも、社会に出た今、環境に文句を言うのはお門違いだ。環境が悪いのではない。自分がまだその環境程度の人間でしかないということ。

ちょっとストイックだな。。と感じる人もいるかもしれない。だがこれがリアルだ。何故この考え方に至ったか知りたい人は、このブログの記事を一年前の辺りから遡って見てほしい。見たか?つまりそういうことだってばよ。

 

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前置きが長くなった。そんな思いで一年働いて思ったことを、「新卒の後輩に伝える」と思って綴っていく。とはいえ、自分もまだまだ素人同然。間違ってること、貴方の方がうまくやれることがたくさんあるはずだ。自分の仕事に置き換えて、一種のロールプレイングとして楽しんでもらうといいかもしれない。

 

①メモを取る

 

最初の一つは、メモを取ることだ。なんだ、メモか。そのくらいやってるよ。色んな大人が言うもんな。でもスマホで写真撮れば良くないっすか?

 

馬鹿野郎。

 

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メモを侮ることなかれ。はっきり言うが、自分の頭を過信し過ぎである。

 

メモを取る最大のメリット。それは、「脳にかかる負荷を下げる」この一点に尽きる。

 

社会人になれば、心配事の量は学生の比ではない。学生の心配は、単位であったり試験にパスするか、といった「どうやって課題をこなしていくか?」がほとんどだ。

一方社会人の悩みは、「そもそも何が問題なのか?」ということ。問題を解決する力より、問題を発見する力が求められる。

 

この辺りは山口周の「ニュータイプの時代」

にも書いてあるので是非見てほしい。

 

こうなってくると、頭のスペースはほぼそこに割かれることになる。そんな状態でタスクや細かい連絡事項なんて、覚えていられるわけがない。新人は特に。

 

じゃあやっぱり写真でよくね?となりそうだが、資料やマニュアルの言葉は、はっきり言って判りづらい。一度メモに取ることで、貴方専用の言葉に書き換えておく。そうすることで初めて脳の負荷を減らせると言うわけだ。

 

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これは自分の仕事用のメモ。予めWordでフォーマットを作っておき、上から順にこなすと出社後の準備は完了。日々の会議で出た内容をカテゴリごとに書き入れていくと、タスクも綺麗に整理できる、という訳だ。開発に半年を掛けているので、かなり使いやすい。ネーミングは気にするな。

 

② 仕組み化する

 

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「明日から本気出す」。残念ながら不可能だ。筋トレや勉強も然り。「意志の力」だけで毎日コツコツやれるのは、自分の才能がある分野だけ。

 

仕事は自分の得意分野だけでは回らない。自分たちのような新人には外注する余裕もない。てかまずそのくらいの実力はつけろ。社会の風当たりは厳しいのだ。

 

人間は、自分の意思で行動を重ねることができない。どうしても楽な方に逃げてしまう。じゃあどうすればいいのか?

 

「やらざるを得ない仕組みを作る」ことだ。

 

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例えば、朝pcを立ち上げたらデスクトップにタスクが表示されるようにする。スーツのハンガーに、家を出る前に確認すべきことをリスト化して貼っておく。

そうやって、やらざるを得ない状況を自分で生み出しておく。そうするともはや自分の意思は関係ないので、努力が続く。

 

それだけで、周囲からすれば、「あの人はコツコツやれる人だ」となる訳だ。先ほどのメモも、この発想の延長線。

 

自分が転職した時もそうだったが、人間、「やるしかない」状況に追い込まれればなんでもやれる。逆にいえば、自分で自分を追い込まない限り、今以上には中々なれないモンである。

 

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やらざるを得ない。

 

 

③ 合わない人とは付き合わない

 

社会に出て、一番苦しむことは何か?仕事の多さ?将来の不安?ノンノンノン。答えは学生時代から死ぬまで一つ。

 

人間関係だ。

 

もう一重にこれだけ。他はない。学生時代と違って、仕事に「類は友を呼ぶ」はない。顧客は選べないからだ。皆、あなたの提供するサービスに興味があるのであって、貴方自身に興味があるわけではない。仕事仲間も最初は同じ。

 

自分の場合、中途で入社してきた同期とまァ本当に合わなかった。価値観が真逆すぎるのだ。自分は

 

「人間社会なのだから、人に好かれる、応援される以上の武器はない。だからコミュニケーションは円滑に。相手を尊敬しよう」という発想なのだが、その同期は

 

「自分は高学歴。周りの奴らは全員バカ。だから手を貸してあげよう。上手くいかないのは自分じゃなくて周りのバカのせいだ。普段こんなに助けてやってるのに。全く」

 

 

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いや、歩み寄ろうと色々やってみたのだ。研修期間は自宅に招いて一緒に練習したし、上司と相談してめっちゃ誉めてみたりもした。個人的にカードゲームに誘ったりもした。それでも無理。

 

価値観は人それぞれだ。正義は人の数だけあるので、自分の考えが正しい、などというつもりはない。同僚の考えが正しい場面もあるだろう。ただ、絶望的に合わなかった。

 

こういう相手は、もう触れないのが自分のためにも相手のためにも良い。その同僚は異動になって、もう会うこともないだろう。この一年の努力が無駄だったとは言わないが、かなり余計なエネルギーを使ってしまった。

 

貴方もそういう相手にあったら、無理に分かり合うのではなく、一旦心の中で無視することだ。貴方が成長していけば、周囲は自然と貴方の味方になってくれるだろう。

 

 

さて、長くなってしまった。何かしら役に立つことがあれば、とても嬉しく思う。

色々大変だと思うが、擦れること無くやろう。本当に辛かったら逃げていい。でも踏ん張れる内は足掻くのだ。

その繰り返しが自信になって、いずれ貴方を成長させてくれるはずだ。